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カテゴリ:アトピー
「家族にアレルギーは?」
「居りません!」 「妊娠中の食生活は?」 「気を付けてました!」 「食事指導はしなくてもいいですか?」 「大丈夫です!」 生直後から顔に発赤ブツブツが出て、重症アトピーが疑われたので、強酸性水消毒+ラベンダー軟膏+インタール内服をお願いしている、生後5ヵ月の男の子。 たいていは、診療とは別に、1時間ほど食事指導をするのですが「大丈夫です」と断られておりました。 どんどんひどくなるので、お願いして、血液検査をさせていただきました「ゼロの確認をさせてください」。 IgE:289、卵白5(99.6)、猫3(7.87)、大豆3(6.70)、小麦2(3.35)、ダニ・HD・ミルク・トマト・ジャガイモ・リンゴ・カレイ≦0.34、TARC:1620。 生後6ヵ月頃の血液検査はゼロの確認です。6ヵ月頃に陽性ならばすでに重症ADです。 アトピーが重症化(成人型に移行)しやすいのは、家族にアレルギーが多い(できれば結納の時に両親で血液検査陰性の確認を!)、妊娠中に毒物(アレルゲン・汚染物質・炎症性物質)を食べ過ぎる(減らしてね)、生後3ヵ月よりも以前から発症する、生後6ヵ月あるいはそれ以前に血液検査が陽性(毒多ぁは56才で全部ゼロ)、その後2才までに血液検査の上昇傾向を止められない、2才過ぎて首から上にADが出ている、などです。 経験的には生後6ヵ月前後のIgE値の10倍くらいまで上昇しやすいので、注意が必要です。 今回のIgE:289は、将来のIgE:2890の予備軍です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月08日 11時54分43秒
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