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カテゴリ:蕁麻疹・紅斑・紫斑
「1ヵ月前から昼食後に蕁麻疹が出るんです」
「鼻粘膜と扁桃腺腫れてますね」 「何が原因かわからないんです??」 「マイコプラズマ(+)です」 2才の時に食物アレルギーを指摘された(IgE:193、ミルク4.06、チーズ3.85、胡麻3.14、卵白2.50、ピーナッツ0.68、卵黄0.58)、7才の男の子。控えめにしていたら、食べても症状は出なかったようです。 1ヵ月前から鼻汁・咳嗽と毎日昼食後に原因不明の蕁麻疹(顔)が出るので受診しました。 鼻粘膜と咽頭扁桃の腫脹を認めましたので、検査したらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 アレルギー検査では・・・ IgE:311、杉5(68.1)、ヒノキ3(10.6)、ダニ3(7.89)、HD3(6.69)、イネ科2(2.61)、胡麻2(1.84)、ミルク2(1.18)、チーズ2(0.77)、カビ1(0.64)、卵白1(0.63)、シラカンバ1(0.43)、雑草1(0.39)。でした。 食事をすると基礎代謝(体温)が上がりますので、もともと隠れている蕁麻疹が噴き出します(入浴や日光や運動や飲酒でも基礎代謝↑)。 人間の体は、温めれば促進し、冷やせばストップします。 食後に蕁麻疹が出る、と言って受診する児は、たいていは、食物アレルゲンと言うよりも、食事で温まって噴き出す方が多いようです。 もともとの蕁麻疹の原因は、食物アレルゲンよりも、たいていは病原体(溶連菌やマイコプラズマ)です(ミミハナノドも赤いけど血管も赤い)。 マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月31日 02時22分28秒
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