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カテゴリ:マイコプラズマ
「息子がダニに食われたんです!」
「ダニは食いませんよ」 「私たちも食われたんです」 「虫はたくさん居ましたか?」 「見ませんでした」 「マイコプラズマ(+)です」 生後3ヵ月から顔の発赤ガサガサがあって、1週間前に血液検査をした7ヵ月の男の子。鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の強い腫脹充血を認めたので「おかしいな?」と思いつつ血液検査をしたら・・・ IgE:46、卵白3(13.6)、ダニ・HD・犬・ミルク・小麦・大豆≦0.34。 結果を聞きに来ましたが・・・ 3日前に体部と下肢に虫刺様の発赤ブツブツがたくさん出て、近医で「ダニに食われたんでしょう」と言われてデルモゾールGを処方されたが全く効かないとのことです。 父親も(母も)全身発赤ブツブツ・大型の虫刺様発赤疹がびっしり出ておりましたので、診察をしましたが、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の強い腫脹充血を認めましたので、早速検査をしたら、やっぱりイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。IgE:66、杉3(9.05)、イネ科・雑草・ダニ・HD・犬≦0.34。 最近、びっしり虫刺様の発赤疹が出て「虫に食われた~」受診した患者さんは全員イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 そんなに何百匹も刺す虫が居るはずないしね。だいたいマダニは食いついたら離れないから、ダニをくっつけたまま受診するよね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年06月11日 22時43分26秒
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