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カテゴリ:マイコプラズマ
「自律神経だと思うんですが~」
「鼓膜赤いですね」 「効かなければ精神科って言われたんです」 「マイコプラズマ(+)です」 2月中旬から毎朝動悸・食欲不振・不眠・胸内苦悶・不安感が強く、神経内科で「自律神経失調症」と言われてデパスとレンドルミンが効かず、漢方内科で柴胡加竜骨牡蛎湯を処方されて「これが効かなかったら精神科」と言われた、60才の女性。 診察室に入るなり「自律神経だと思うんですが~」。 鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血・咽頭と舌の充血を認めましたので「鼻炎と中耳炎と舌炎ですね」と言ったらびっくり。 これが効かなかったら精神科といわれたのが柴胡加竜骨牡蛎湯だったので、腹証を診たら腹部大動脈(臍上悸)がドキドキしていました。 早速血液検査をしたら、やっぱりイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:534、ダニ2(0.98)、HD1(0.60)、イネ科・雑草・シラカンバ・杉・ヒノキ≦0.34 春先から、精神神経症状が強く、安定剤が全く効かず受診した患者さんは、すべて、鼻粘膜と鼓膜が赤く、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 この患者さんもジスロマック+補中益気湯の内服ですっかり良くなってしまいました。マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年06月12日 22時57分03秒
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