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カテゴリ:マイコプラズマ
「明日までに治してください」
「何かあるんですか?」 「修学旅行です」 「検査しても良いですか?」 「何でもしてください!」 「マイコプラズマ(+)です」 「行けるんですか?」 「明朝までにジスロマック6錠飲んで下さい」 「???」 2・3日前から咽頭痛・鼻汁・咳嗽があって、今朝から吐いている15才の男の子。 外来終わる40分前(17:20)に「明日まで治すように」と受診しました。広島大阪方面に修学旅行だそうです。 鼓膜発赤と咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。IgE:124、ダニ3(12.9)、HD3(10.2)、杉2(3.07)、ヒノキ2(1.00)、イネ科1(0.69)、雑草・カビ・シラカンバ・猫・犬・ヤブカ・蛾≦0.34 早速ジスロマック3日分(処方箋では夕食後・夕食後・夕食後)を、内緒で、夕食後、就寝前、朝食後、2錠ずつ、朝までに飲んだら、無事修学旅行に行けました。薬剤師には内緒だよ。恐い恐い。 えっ?、そんなことしていいのかって?、ジスロマック(1日1回3日間内服すると1週間効く)には、一気飲みすると1週間効く、ジスロマックSR成人用ドライシロップ2gというのがあります。ですから、6錠一気飲みは理論的には可能です。 ただし、SRドライシロップは下痢することが多いので「6錠を少し時間を詰めて飲む方が良く効く」とみんな言います。 良い子はまねしないでね。処方箋通り、同じ時間に、きちんきちんと飲んでね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年06月17日 08時26分03秒
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