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カテゴリ:マイコプラズマ
「ステロイド処方してください!」
「使わないで頑張ってきたのに?」 「21日から修学旅行なんです」 「マイコプラズマ(+)です」 「抗生剤で良くなりますか?」 「ジスロマック内服してください」 乳児期から軽度アトピーがあってステロイドを塗らずに頑張ってきた17才の女の子。 突然「ステロイド軟膏希望」で受診しましたので、診たら、手掌がガサガサ真っ赤で痛そうです。訊ねたら「21日から沖縄修学旅行」とのことです。 ステロイド軟膏を処方する前に診察をしたら、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の強い腫脹充血を認めましたので、検査したら、やっぱりイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:1285、杉4(264.0)、ヒノキ4(28.8)、HD4(27.6)、ダニ4(27.4)、マラセチア4(27.3)、ピティロスポリウム3(16.2)、シラカンバ2(3.32)、イネ科2(3.06)、カビ2(0.98)、ブドウ球菌1(0.36)、雑草・トリコフィトン≦0.34 ジスロマック内服で症状は改善し、ステロイドを使わずに、無事修学旅行に行ってこれました。 皮膚症状は、沖縄に行ったら、さらに良くなってしまいました。めでたしめでたし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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