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カテゴリ:予防接種
「ポリを受けに行ったら断られました」
「なるべく調子のいい時に受けてください」 「どうしてダメなんですか?」 「いちおう生ワクチンだから」 「生??」 「不活化ワクチンが始まるかもしれないし・・・」 生直後から顔の発赤ガサガサがあって、生後5ヵ月に亀クリを受診したときに「重症ですね」と言われた8ヵ月の男の子。「食生活は全く気を付けてません」血液検査はすでに強陽性・・・ IgE:965、卵白6(229.0)、ミルク6(155.0)、犬3(3.55)、バナナ2(0.89)、ダニ・HD・小麦・米・大豆・カカオ・スイカ≦0.34。 その後、除去食+インタール+強酸性水で全身発赤ガサガサを何とか持ちこたえておりましたが、3日間39℃の発熱後に、軽度発疹が増強し「軽い突発かも?」・・・1週間後に健康管理センターでのポリオワクチン接種を断られてしまいました。 ポリオワクチンは生ワクチンですので、弱っている児、基礎疾患を持つ児は、生ワクチンでポリオウィルスに感染することが絶対にないとは言い切れません。 先進国では、ポリオワクチンは、不活化ワクチン(皮下注4回)ですが、発展途上国の日本では、まだ生ワクチン(経口2回)です。 来年あたりから、そろそろ日本も不活化ワクチンが導入されるかもしれませんので、健康管理センターの医師も慎重になったものと思われます。 えっ?、日本はどうして、まだ、生ワクチンなのかって?。 生ワクチンは、医師の居ない、注射器剤もない、未開の土地でも、簡単に経口投与が可能です。先進国の中でも医師数の最も少ないほうの日本には、最適のワクチンです。 無医地区の飛騨にも最適です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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