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カテゴリ:マイコプラズマ
「熱中症だと思うんです!」
「顔が真っ赤ですね?」 「乗鞍研修から帰宅後急に真っ赤になりました」 「マイコプラズマ(+)です」 生後からアトピー性皮膚炎(隠れ型)で通院中の11才の女の子。乳児期から、診た感じはアトピーというよりも皮膚感染症でしたが、血液検査で陰性だったので、殺菌消毒には、あまり熱心ではありませんでした。 今春、血液検査で初めて(カビが)陽性になったら、IgE:98、ピティロスポリウム2(2.01)、マラセチア1(0.40)、やっと母が協力的になり、皮膚症状が良くなってきたな・・・と思っていたら・・・ 突然、顔と首が真っ赤になって受診しました。母が言うには「乗鞍研修で熱中症になった」とのことです。 頬部と頸部に真っ赤な紅斑(一部熱傷状態)を認め、鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 症状はミノペン+タチオン+デカドロン点滴+ジスロマック内服ですぐに改善しました。 乗鞍研修(セカンドスクール)の後、飛騨の子供たちは、ボロボロになって受診します。よほどひどい目にあわされているのでしょう。強制収容所。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月02日 01時34分13秒
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