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カテゴリ:蕁麻疹・紅斑・紫斑
「ハムスターを飼い始めたら蕁麻疹が出ました」
「ミミハナノド赤いですね」 「以前プールで寒冷蕁麻疹も出ました」 「マイコプラズマ(+)です」 「漢方薬は?」 「意味ありません」 2年前にプールに入ってから蕁麻疹が出て(RAST検査で花粉動物食物すべて陰性)、寒冷蕁麻疹の診断で、ジルテック+ヒルドイドソフト+リンデロンで経過観察中の10才の女の子。 症状が良くならないので、漢方医で、十味敗毒湯 ⇒ 麻黄附子細辛湯+桂枝湯、内服しても改善しないので、とうとう亀クリを受診しました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、血液検査をしたら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした(病原体がアレルゲン)。 IgE:67、イネ科・雑草・カビ・杉・ダニ・HD・猫・犬・ハムスター≦0.34。 蕁麻疹はジスロマック内服ですっかり良くなってしまいました。ハムスターも元気です。 えっ?。寒冷蕁麻疹はどうなったのかって?。 寒冷蕁麻疹や温熱蕁麻疹は病名というより、状態名です。 冷え症(のぼせ)の体質があると温度変化に弱く、何らかの原因(アレルゲン)で出るべき蕁麻疹が寒冷刺激や温熱刺激でより増強するのです。温度変化だけが原因(アレルゲン)ということは考えにくいです。たいていの寒冷(温熱)蕁麻疹には、ほかのアレルゲンが隠れております。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月06日 18時32分57秒
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