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カテゴリ:マイコプラズマ
「貧血で倒れました」
「貧血はありません」 「どうしてわかるんですか?」 「前回検査してます」 「結果聞いてませんでした」 「マイコプラズマも(+)でした」 「今日もでしょうか?」 「ジスロマック内服してください」 2ヵ月前に強い頭痛と倦怠があって受診した13才の女の子。強い鼻炎と中耳炎と扁桃炎があったので検査をしましたが、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:469、杉6(222.0)、ヒノキ4(39.4)、ダニ2(2.29)、HD2(1.72)、犬1(0.40)、マラセチア・イネ科・雑草・カビ・猫・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34。RBC426、Hb11.2、Ht34.5、MCV81。 ジスロマック+葛根湯+アレグラ+ムコダインで良くなって、結果は聞きに来ませんでした。 2ヵ月ぶりに強い頭痛と吐き気で真っ青になったので、学校から「すぐに受診して貧血検査」の命令が下ったそうです。 貧血(血が薄い)で倒れることはありません。一般に勘違いされている「貧血で倒れる」は「血が薄い貧血」ではなく「脳貧血」のことです。脳から血がなくなる「起立性調節障害」ですので、プラスの交感神経が弱まって血圧が低くなり重力で頭の血が下に移動するだけです。 今回もミミハナノドが赤かったので、中耳炎の痛みによる起立性調節障害(自律神経失調症)だったようです。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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