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カテゴリ:皮膚感染症・殺菌・消毒
「ピティロスポリウムとマラセチア(2+)です」
「なんですか?」 「カビ内服と軟膏効きませんでした?」 「効きました・・・」 「カビだらけですね」 「賞味期限が切れたっていうことですか!?」 「ですね・・・」 小児期からアトピー喘息の50才の女性。手荒れガサガサが治らないので、血液検査をしたらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:156、ダニ4(29.9)、HD4(25.9)、蛾2(2.91)、ピティロスポリウム2(1.82)、マラセチア2(1.47)、カビ・シラカンバ・ハムスター・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌≦0.34。 いつも「カビっぽいね」と言っていたのが、とうとうピティロスポリウムとマラセチア(2+)になってしまいました。 検査結果を聞きに来ましたが「これは何ですか」「ピティロスポリウムもマラセチアも自分に生えるカビです」「賞味期限が切れたのね」「家の中で一番カビだらけはあなたです」「ラミシール錠効きました」 いつも「オバちゃんの踵ガサガサはカビ!」「乾燥じゃなくてカビ!」「角質増殖型足白癬はカビ!」「娘のうちはつるんとしてるけど賞味期限が切れるとカビ!」といったことを乱発しておりますので、外来の女性は、血液検査でカビが陽性になったり、抗真菌剤が効いたりしたら・・・ もうパニックです「賞味期限が切れたのね><」。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月10日 21時38分31秒
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