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カテゴリ:マイコプラズマ
「トビヒが治らないんです」
「これトビヒじゃないよ」 「弟はフシジンレオで治ったんです」 「マイコプラズマ(+)です」 7月初めに鼻下部と肘部と下肢を虫に刺された?後に膿痂疹になり、近医で強いステロイド(デルモゾールG)を処方されたら悪化し、以前弟の膿痂疹が劇的に良くなったことを思い出して、フシジンレオを塗ったが良くならないとして受診した8才の男の子。 鼻下部と肘部と下肢に小豆大~貨幣状の発赤ジクジクが多数ありましたので聞いたら「虫は居ましたか?」「居ませんでした」とのお答え。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:72、ダニ3(15.3)、HD3(13.2)、マラセチア・イネ科・カビ・シラカンバ・杉・猫・犬・ヒノキ・ピティロスポリウム・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌≦0.34。 症状は、ジスロマック内服で、すぐに良くなってしましました。 トビヒ(ブドウ球菌)にステロイドを塗ってはいけません。マイコプラズマにステロイドを塗っても意味ありません。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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