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カテゴリ:マイコプラズマ
「2・3年前からニキビが治らないんです」
「何塗ってるの?」 「オロナイン軟膏効かないんです」 「お腹固いしミミハナノド赤いね」 「便秘と生理痛がひどいんです」 「マイコプラズマ(+)です」 2・3年前から顔にニキビがブツブツ時々ジクジクする18才の女の子。オロナイン軟膏が効かなくなったと言って受診しました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 猫6匹とマルチーズ1匹とフェレット1匹とハムスター1匹を飼って、桃・梨・サクランボで口が痒くなるとのことでしたので、アレルギー検査もしてみました。 IgE:349、ダニ5(50.9)、HD4(43.2)、杉4(29.2)、シラカンバ4(28.1)、イネ科3(4.75)、ヨモギ2(2.94)、猫2(2.84)、犬2(2.36)、ブタクサ≦0.34。 お腹が固くて、冷えのぼせ?血の体質でしたので、ジスロマック+桃核承気湯、内服したら、ニキビはかなりきれいになってしまいました。 ニキビの軟膏は、ディフェリンゲルとダラシンTゲルとアクアチムクリームを試用中ですが、あまり塗らなくても何とかなりそうです。 ニキビの女子高校生が来たら、軟膏だけでは帰しません。小児科医の立場としては、「良い子宮を用意して良い子を産む」です。 えっ?。いつもはもっと酷い口調で「そんなドロドロの子宮では将来絶対にアトピーの児が生まれる」って言ってるだろうって?。それは内緒です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月14日 21時05分45秒
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