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カテゴリ:講演会と著書
「旅行中なんですね」
「息子がどうしても高山に行きたいって」 「ミミハナノド赤いですね」 「苦しがっているのでなんとかしてください」 「マイコプラズマ(+)です」 昨日から頭痛・腹痛があるにもかかわらず高山に来ているA県T市の13才の男の子。 昨夕から熱38.0℃、昨夜嘔吐3回あったので、亀クリを受診しました。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたが、母が「苦しそうなので早く良くしてほしい」とのことでしたので点滴しました。 イムノカードマイコプラズマ抗体(+)だったので、お願いして、点滴にミノペン100mgを入れて、ジスロマック細粒を処方しました。 いかにも鼻炎っぽい鼻粘膜でしたので「アレルギー検査は?」ご希望がなかったので、血液は捨ててしまいました。残念。 えっ?。具合が悪かったのに、どうして高山に来たのかって?。 高山のはずれ乗鞍の麓にある「飛騨大鍾乳洞」を見にきた「鍾乳洞マニア」だったようです。変な人は、みんなマイコプラズマ(+)です。 鍾乳洞を見ることが出来なかったので、お土産に拙著「毒多ぁ亀山の小児科日誌」を進呈いたしましたが、迷惑そうでした。 高山旅行中に発病して亀クリを受診した方には、拙著を進呈しておりますが、皆、迷惑そうな顔をされてしまいます。読んだ人は誰もおりません。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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