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毒多ぁ亀山の小児科日誌

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2011年08月30日
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カテゴリ:マイコプラズマ
「昨夜白玉を食べたら吐き気とノドの腫れがあったんです」
「ミミハナノドが赤いですね」
「うどんと素?でも時々なるんです」
「マイコプラズマ(+)です」
「スペインに行っても大丈夫でしょうか?」
「問題ないと思います」
 昨夜白玉を食べたら吐き気と咽頭腫脹感と呼吸苦が出現した35才の女性。
 来月海外旅行するので、不安になって受診しました。
 以前から、食物によって、吐き気頭痛が出現するそうです。
 うどん・そうめん・パスタ・では常時、麦茶とパンでは時々吐き気、クッキーでは軟便、非加熱のネギ・タマネギ・ニンニクで口内不快感、オレンジで口内不快感、パイナップルで口出血、桃で吐き気、メロンとスイカで口内掻痒、メントール成分(リップ)で荒れる、などの症状は、口腔アレルギー症候群(OAS)あるいは、化学物質過敏症(CS)を思わせるものでした。
 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。
 IgE:14、杉2(2.15)、イネ科2(0.78)、ダニ1(0.36)、ブタクサ・シラカンバ・HD・小麦≦0.34。
 ジスロマック処方のうえ「マイコプラズマ感染による一時的な増悪?」「農薬汚染の少ないスペインの食べ物ならば大丈夫でしょう」と説明して、新婚旅行に行ってもらいました。
 今後、OAS、CS、などの指導ばかりではなく、中からきれいにして、良い子宮を用意して、良い子を産む(アトピーを回避する)、という指導になりそうです。
 OASもCSも、アトピーのなれの果てだからね、確率は高いね。恐い恐い。





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最終更新日  2011年09月24日 02時18分15秒
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