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カテゴリ:蕁麻疹・紅斑・紫斑
「夕食後に蕁麻疹が出るんや」
「前回よりはハナとノド赤くないですね」 「卵と香辛料が怪しいんやさ」 「マイコプラズマ(+)とアニサキス(+3)です」 「生魚は大好きや」 「控えめにしてね」 半年前に、突然、顔と体全体に真っ赤な紅斑が出て受診した、71才の男性。鼻粘膜の腫脹充血および咽頭発赤を認めたので、検査したらイムノカードマイコプラズマ抗体(+)で、その時は、強ミノC+デカドロン静注+抗生剤内服(ジスロマック⇒クラリス)で改善しました。 IgE:223、イネ科・雑草・カビ・ハンノキ・杉・ダニ・HD・猫・犬・ヒノキ・黄色ブドウ球菌≦0.34。 その後、時々、少しだけ痒くなることはあるようでしたが、半年ぶりに「夕食後に蕁麻疹が出る」「卵と香辛料で痒くなる」と受診しました。前回よりはハナノドは赤くありませんでしたが、今回も、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 71才で「食物アレルギーでもないだろう」と思いつつも食物アレルゲン検査したら・・・ IgE:86、アニサキス3(4.17)、卵白・ミルク・小麦・ソバ・大豆・アーモンド・ジャガイモ・サケ・ニンニク・サバ≦0.34。でした。 再度訊ねたら「刺身は大好き」「そういえば昔1回だけサバに当たったことがあったなぁ~」とのことでした。 強ミノC+デカドロン静注+クラリス+アレロック処方して、お帰りいただきました「生魚食べすぎないでね」「加熱のほかに-20℃24時間でも死ぬよ」。 えっ?、マイコとアニサキスとどちらが恐いのかって? マイコプラズマは薬が効きにくく長引きます。アニサキスはショックを起こすことすらあります。どちらも恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月19日 22時05分18秒
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