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カテゴリ:マイコプラズマ
「2週間毎に耳が痛くなるんです」
「ミミハナノド赤いですね」 「耳鼻科全部かかったけど原因不明って」 「マイコって思わなかったの?」 「そうかなって思ったんですけど検査してくれなくって」 「マイコプラズマ(+)です」 8月から断続的に耳痛が続いている15才の女の子。市内の耳鼻科を全部回ったが「原因不明で」治らないと受診しました。 当然、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 症状は抗生剤(ジスロマック⇒ミノペン)+去痰剤+葛根湯ですぐに良くなってしまいました。 IgE:116、カモガヤ4(30.3)、ダニ2(1.58)、HD2(1.36)、杉1(0.54)、猫・犬・ヒノキ・黄色ブドウ球菌≦0.34。 実は、8/4 に11才の妹が前日からの咳嗽・喘鳴・咽頭痛・頭痛・吐き気があって「3日後のバレー大会までに治してほしい」と受診しましたが、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、IgE:805、ダニ6(215.0)、HD6(186.0)、杉3(6.76)、ヒノキ2(1.99)、犬1(0.46)、蛾1(0.46)、イネ科1(0.40)、雑草・シラカンバ・ヤブカ≦0.34。でしたので、ミノペン点滴+ジスロマック内服をするとともに「家族に必ずうつります」「姉が怪しいんです」「調子悪い人はみんなマイコプラズマで」という会話があったのにもかかわらず、耳鼻科を4軒も回っていたのでした。 マイコプラズマの病原体の正式名称は「肺炎マイコプラズマ」だからね、肺炎を診ない科では検査しないよね。恐い恐い。 えっ?、亀クリにはX線撮影装置はないだろうって?、その通り!、亀クリでは「マイコプラズマ感染症」は居ても「マイコプラズマ肺炎」は1例も居りません。 肺炎になる前に、イムノカードIgM抗体検査で見つけて、さっさとジスロマック使っちゃうからね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月09日 02時25分50秒
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