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カテゴリ:食物アレルギー
「おはぎでノドと唇が真っ赤になりました!」
「エゴマじゃないの?」 「エゴマを入れた入れ物を使ったようです」 「ミミハナノド赤いですね」 「3・4日前から咽頭痛と咳嗽がありました」 「マイコプラズマ(+)です」 乳児期から卵とエゴマで蕁麻疹が出る11才の女の子。8ヵ月前の進学時に受診しましたが、もちろんエゴマという検査項目はありません。 IgE:294、胡麻3(16.2)、杉3(7.89)、ヒノキ3(4.83)、シラカンバ3(4.09)、イネ科2(1.75)、ヨモギ2(1.46)、HD2(0.89)、ブタクサ2(0.83)、雑草2(0.78)、卵白・卵黄・オボムコイド≦0.34、抗核抗体80倍。 今回は、エゴマおはぎとアンコおはぎを両方自宅で作ったようですが、エゴマそのものではなく、エゴマおはぎを入れた重箱に移し替えたアンコおはぎ(おそらく微量付着)を食べたら、ノドが苦しくなって、唇タラコ状態になって受診しました。 4日前から咽頭痛・咳嗽を認め、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 症状は、強ミノC+デカドロン静注+ジスロマック内服ですぐに良くなってしまいました。 8ヵ月ぶりのアレルギー検査(木の実っぽいもの)では・・・ IgE:338、胡麻4(19.6)、リンゴ3(4.81)、オレンジ3(4.70)、カシューナッツ2(3.31)、大豆2(3.28)、トウモロコシ2(2.38)、小麦2(2.07)、クルミ2(1.43)、ピーナッツ2(1.03)、ジャガイモ2(0.82)、カカオ≦LT 0.34、抗核抗体80倍。 エゴマアレルギーは当科では7名居りますが、豆っぽい・木の実っぽいものが陽性の児が多いです。 また、いつも少ししか症状が出ない食品でも、感染兆候があって、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)の児は、激しく症状が出る傾向があります。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月12日 02時30分25秒
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