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カテゴリ:蕁麻疹・紅斑・紫斑
「3ヵ月前から口唇がひどく腫れて・・・」
「クインケ浮腫ですね」 「そう言われましたが原因不明って」 「マイコプラズマ(+)です」 「ケトテンとタベジール効かないんです」 「MINOかAZMあたりじゃないと効かないですよ」 8/10から口唇が腫れて、総合病院と大学病院で「クインケ浮腫」「原因は不明」と言われた38才の女性。なぜか亀クリに来ましたが、マスクを取ったら見事なタラコ唇でした。 鼓膜の軽度発赤と強い鼻粘膜の腫脹充血および咽頭発赤を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:101、CRP0.20、WBC(Baso1.1、Eos2.9、Lym37.0、Mono7.2、Neutr51.8) 蕁麻疹が口唇に出ると「クインケ浮腫」と呼ばれますが、たいていは感染症(病原体がアレルゲン)です。亀クリを受診したタラコ唇はほとんどがイムノカードマイコプラズマ抗体(+)です。以前溶連菌迅速(+)の児もおりました。溶連菌は抗生剤ですぐに良くなりますが、マイコプラズマはなかなかしぶといです。 今回もミノペン+デカドロン点滴+ジスロマック内服 ⇒ ミノペン+セレスタミン内服で小康し、なんとか見られる顔になりました。 マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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