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毒多ぁ亀山の小児科日誌

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2011年11月18日
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カテゴリ:マイコプラズマ
「今年2月から口唇が腫れてます」
「クインケ浮腫です」
「何なんですか?」
「蕁麻疹です」
「変なものは食べてません」
「マイコプラズマ(+)です」
「治りません」
「ガサガサはカビです」
 今年2月から口唇(>眼瞼)が真っ赤に腫れあがってステロイドを塗っている38才の女性。
 ずっとステロイド(テラコートリル~リンデロンA)を塗っているが良くならないとして受診しました。
 鼻粘膜と咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。
 IgE:62、杉3(12.9)、イネ科3(11.3)、ダニ2(1.05)、HD2(0.98)、マラセチア・カビ・ブタクサ・シラカンバ・犬・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34、抗核抗体<40
 ミノペン+デカドロン点滴+ジスロマック内服 ⇒ ミノペン内服して、お岩さんは良くなりましたが、口唇タラコは半減程度です。
 どうやら、杉花粉+マイコプラズマ+ステロイド皮膚症 ⇒ 今はカビだらけっぽいです。恐い恐い。
 最近来た、目ン玉お岩さんと唇タラコは、全員マイコプラズマ(+)でした。恐い恐い。
 えっ?、どうしてこのブログは、マイコプラズマだらけなのに「マイコプラズマ肺炎」が1例も居ないんだって?。
 亀クリでは、蕁麻疹でも、咳嗽でも、めまいでも、どんな症状でも、2週間以上しつこい症状が長引いて、血液検査をするチャンスがあったら、全員イムノカードマイコプラズマ抗体を調べております。
 気管支炎や肺炎になる前にジスロマック内服治療をしておりますので、肺炎は1例も居りません。
 マイコプラズマで肺炎になる、とうよりは、肺炎になるまでマイコプラズマに気付かなかった。というところでしょうか。恐い恐い。





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最終更新日  2011年12月16日 00時17分15秒
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