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カテゴリ:おたふくかぜ
「熱が下がりません」
「マイコプラズマ(+)です」 「熱が下がりません」 「もう一度点滴します」 「顎が腫れてきました」 「ムンプス(+)です」 昨年11月と今年6月にマイコプラズマ感染症だった8才の女の子。 今回はジスロマックを内服しても39℃の熱が5日間下がらないので、ミノペン点滴しました。鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃と舌の腫脹充血が強く、やっぱりイムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 点滴しても熱が下がらないので、おかしいなと思ったら、耳下腺が腫れてきました。 しょうがないので、もう一度ミノペン点滴しました。 ムンプスIgG(+)20.7、ムンプスIgM(+)8.71 IgE:312、杉5(79.8)、HD3(11.5)、ダニ3(11.0)、シラカンバ2(2.26)、ヒノキ2(1.43)、カモガヤ2(1.42)、ヨモギ2(1.19)、ブタクサ2(1.12)、イネ科2(0.97)、カビ1(0.51) マイコプラズマ+ムンプス(おたふく)でした。 最近、おたふくあるいは耳下腺近辺のなにかが腫れて、腫れがひどく点滴した児は全員イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 おたふくで頭痛がひどくて吐いて点滴になるのは「ムンプス髄膜炎」ですが、腫れがひどくて点滴はマイコプラズマ合併が多いです。 えっ?。耳下腺近辺のなにかってなんだって?、マイコプラズマ合併の児は耳下腺ばかりでなく、顎下腺・舌下腺・リンパ腺なども腫れますので、鑑別が困難です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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