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毒多ぁ亀山の小児科日誌

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2011年12月07日
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カテゴリ:マイコプラズマ
「ステロイド塗っても良くならないんです」
「AD+皮膚感染症です」
「治療はしなくていいです」
「強酸性水消毒+ラベンダーだけでも・・・」
「検査してください」
「マイコプラズマ(+)です」
「やっぱり抗生剤ください」
 1才頃から全身ガサガサにステロイド軟膏を塗っている3才の女の子。
 A県K市から転居したのをきっかけに先月亀クリにやってきました。
 診るからにAD+ステロイド皮膚症でしたが、鼻炎粘膜と咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので「アトピー性皮膚炎」「ステロド皮膚症」「感染症対策が必要」と説明しましたが「湿疹」「ステロイドをきちんと塗っていれば治る」と言われ続けていた母には理解できないようでした。
 せっかく亀クリに来たので、何とかお願いして強酸性水消毒と毒多ぁ謹製ラベンダー軟膏だけは処方させていただきました。
 3週間ほどしたら、ラベンダー軟膏が気に入ったのか「検査してください」再診しました。
 イムノカードマイコプラズマ抗体(+)だったので、ジスロマックを処方しようとしたら、拒否されました。マイコプラズマ感染で皮膚炎が悪化することは理解できなかったようです。
 IgE:187、HD3(3.55)、ダニ2(3.26)、卵白2(1.11)、小麦2(1.09)、大豆1(0.69)、マラセチア・カビ・ミルク・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34、TARC:1800
 検査結果を電話して、少しだけ「冷え」と「汚染」の説明をしたら、やっと抗生剤(ジスロマック)内服を受け入れてくださいました。
 ステロイドを塗ってもびくともしなかった皮膚は、どんどんきれいになってきました。
 母の心が柔軟になると、娘の症状もどんどん変化するね。恐い恐い。





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最終更新日  2011年12月30日 02時50分16秒
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