|
カテゴリ:漢方・東洋医学・アロマ・まこも
「漢方を出してもらえるって聞いて・・・」
「八味地黄丸は老化防止の漢方ですよ」 「ダメなんでしょうか?」 「老後よりも今が大切です」 7年間カビだらけだったお尻と足に強いステロイド(マイザー)を塗ってどんどん悪化していたのを止めてカビ軟膏に変えたら劇的に良くなった友人に(何でも治るとだまされて)連れてこられた59才の女性。 小1と20才の時に腎炎の既往があり、いかにも冷え症虚弱児の青白い顔と活気の無いカサカサの皮膚にはシミがたくさんありました。 漢方専門ドラッグストアで「八味地黄丸」を勧められて飲んでいるので処方してほしいとのご要望です。 鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血および咽頭発赤があり、冷え症+?血の体質でしたので、まず腎炎既往(腎虚:冷え症)とシミソバカス(冷え症の肝障害)から改善することとしました。 八味地黄丸は人生がほぼ終わった人の老化防止の漢方です。ほとんどの人には不必要です。今の状態を良くせずに、老後なんて考えてもしょうがありません。 えっ?、何を処方したのかって?、もちろん柴胡剤+駆?血剤です。 補中益気湯+当帰四逆加呉茱萸生姜湯で2週間後には見違えるように元気になっておりました。 亀クリでは、59才は、老人ではなく女性として扱われます。どこかのドラッグストアとは大違いだね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[漢方・東洋医学・アロマ・まこも] カテゴリの最新記事
|