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カテゴリ:食物アレルギー
「やっぱり血液検査してください」
「マイコプラズマ(+)です」 「抗生剤飲んだ方がいいですよね?」 「その前に鉄剤内服してください」 「食物アレルゲンは?」 「陽性になりました」 「食べてなくても上がるんですか?」 「妊娠中のツケです」 早春2月3日(生後8ヵ月)に乳揉みオバサンにだまされてI県K市から亀クリまで血液検査をしにきたことのある1才7ヵ月の男の子 生後8ヵ月時は全部陰性(隠れ型)だったので、インタール+ラベンダー軟膏だけ処方して、乳揉みオバサンに管理と指導は預けてしまいました。 先月11月15日に再診した時は顔~体部が膿だらけで「診るからに感染症!」でしたが、殺菌消毒とデトックスで適当にごまかして帰してしまいました。 今日は「血液検査の覚悟」で受診されましたので「またどうせゼロだよ」と言いながら検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 貧血が強かったので(Hb8.2、Ht27.5、MCV61、Fe10、UIBC409)鉄剤(インクレミンシロップ)を内服していただくことにしました。 アレルギー検査は、前回ゼロ(隠れ型)だったのが・・・ 生後8ヵ月:IgE:35、卵白・ミルク・小麦・胡麻・ピーナッツ・大豆・エビ・豚肉・ジャガイモ・サバ・イカ・バナナ≦0.34、Hb10.6、MCV74。 生後1才7ヵ月:IgE:376、卵白5(88.1)、大豆3(14.4)、ミルク3(7.30)、小麦3(3.70)、リンゴ・サケ・オレンジ・ダニ・黄色ブドウ球菌B・カビ≦0.34。 一気に上昇してしまいました。母親は「食べてないのに上昇した」のがショックのようです。 妊娠中に食べた胎毒(アレルゲン・汚染物質・炎症性物質)が、生後3ヵ月~6ヵ月から顔に吹き出し、6ヵ月過ぎて、皮膚症状が顔から体に下がって、良くなりはじめた頃から数値が上昇し始めます。 妊娠中の食生活のツケが、症状としては3~6ヵ月に、数値としては6~24ヵ月に影響してきます。ツケが後から来るなんて、ダイエットや受験と一緒だね(IgE値はまるで体重計や偏差値)。恐い恐い。 えっ?、マイコプラズマは数値の上昇とは関係ないのかって?。よくぞ聞いてくれました。 マイコプラズマなどの強い感染症の後に数値が変動することは、よくあることです。 マイコプラズマのスーパー抗原。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年01月07日 15時28分03秒
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