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毒多ぁ亀山の小児科日誌

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2011年12月21日
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カテゴリ:インフルエンザ
「インフルエンザの薬を出してください」
「?イナビル吸入が3日前にされてます?」
「もう内服が無いんです」
「イナビルは1回吸入で終わりです」
「ぶり返してきたんです」
「インフルエンザの特徴です」
「この子は長引くんです」
「ジスロマック処方しておきます」
 4日前から38℃の発熱があり、3日前に高山市の休日救急診療所でインフルエンザA型と診断された6才の男の子。
 いったん解熱したのが、また熱と咳が出てきたので「インフルエンザの薬が出ていない」「インフルエンザの治療をして欲しい」と受診しました。
 処方内容を見たら、イナビル、アスベリン、アリメジン、と書いてありました。母親はインフルエンザの薬が出ていないと思い込んでます。
 どうやら休日救急で「イナビルがインフルエンザの抗ウィルス薬である」「単回吸入で治療完結」という説明は受けていなかったようです。リレンザだったら毎日吸入なので治療している感じがするけどね。
 インフルエンザの特徴は2峰性の発熱です。1回治ったふりをして、もう1度ぶり返しますので、学校保健法では「解熱後2日を経過するまで」お休みなのです。
 ただし、1週間くらいはぐずぐずしていることが多いので、この辺の田舎学校では「1週間来るな」が多いです。
 えっ?、薬は出さなかったのかって?、咽頭扁桃ともに発赤が強く、インフルエンザで長引くか点滴になる児はマイコプラズマか溶連菌合併が多いので、念のため、ジスロマックを処方しました。今春3月にもマイコプラズマ感染やってるしね。恐い恐い。





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最終更新日  2012年01月14日 23時22分14秒
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