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カテゴリ:医療・制度・法律
「眼の腫れのほかに熱も出てきました」
「インフルエンザ抗原(-)です」 「明日からTDLに行くので治してください!」 「念のためにメイアクト処方しておきます」 5日前から左眼瞼が赤く腫れている6才の男の子。夕方から37.9℃あり、明日からTDLに行くので治してほしいとのことです。 鼻粘膜腫脹と咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、インフルエンザ抗原(-)を確認して、メイアクトを処方しました。 翌日足が腫れ始めたのにTDLには行ったらしいです。 1/7に下痢で受診した1才の妹の便培養の結果を浦安まで電話しましたが「病原性大腸菌O-25(3+)検出されました」「妹の下痢よりもお兄ちゃんの足が腫れて休日診療にかかりました」「大丈夫ですか?」「痛み止め貰って2日頑張って歩きました」「ブツブツ出てませんか?」「出てます」どうやら紫斑病性関節炎のようです。 2日間頑張って歩いて1/16月曜日に受診したら、扁桃腺は真っ赤に腫れて、下肢には多数の紫斑と若干の足関節腫脹を認めました。尿所見は正常でした。 血液検査は希望されませんでしたので、アレルギー性紫斑病の説明をして、抗生剤と抗ヒスタミン剤を追加しておきました。 その後17日ほど受診しないなと思ったら・・・ 1/22(日)と1/29(日)にスキーに行って、またまた下肢の紫斑が出現し、外来で「どうして治らないんですか!!」と叱られてしまいました。 O-25感染症の1才児と紫斑病の6才児を連れて、3週連続、TDL・スキー・スキー・なんて! 飛騨には「安静」という言葉はないようです。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月12日 19時33分36秒
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