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カテゴリ:蕁麻疹・紅斑・紫斑
「10年前に魚で蕁麻疹が出たんです」
「社員旅行があるんですね」 「イカタコ以外の魚は全部ダメなんです」 「頬と肘と手首ガサガサしてますね」 「気にしてません」 「ミミハナノド赤いですね」 「血液検査してください」 「マイコプラズマ(+)です」 10年前に魚で蕁麻疹が出て以来、魚はまったく食べていない25才の女性。 11日後に社員旅行があるので、どの魚がダメなのか?食べられるものはないのか?検査してほしいとのご要望です。 頬と肘と手首部に発赤ガサガサがあり、いかにもアトピーっぽく、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認め、本人は鼻炎持ち、父は花粉症とのことで、血液検査をさせていただきました。イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:703、ホタテ・カニ・エビ・マグロ・サケ・サバ・アジ・イワシ・イクラ・タラコ≦0.34 魚は全部陰性でした。 10年前の蕁麻疹は、魚以外の原因(特に感染症)だった可能性があります。おそらく本人の勘違い。どんどん試してね。 環境アレルゲン(ダニ・HD・ペット・花粉)の検査は断られましたが、部分的な数値(特異的IgE RAST)が全部陰性の割には全体の数値(非特異的IgE RIST)が703と高めなので、おそらく環境アレルゲンはいろいろ隠れているでしょう。せっかく採血したのにね。残念。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月13日 06時15分56秒
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