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2012年03月05日
カテゴリ：マイコプラズマ
「電気毛布で真っ赤になりました」
「熱傷というより紅斑ですね」 「オロナイン塗っても治らないんです」 「マイコプラズマ(+)です」 先週、いつも寝ている電気毛布を同じ温度で使っているのに全身真っ赤になって痒くてしょうがないと受診した21才の男性。 オロナインを塗っても治らないとのことでしたが、鼓膜と咽頭の軽度発赤および鼻粘膜の強い腫脹充血を認めましたので、感染に伴う紅斑としてジスロマックを処方したらかなり改善しました。 大腿部だけ治らないと再受診しましたが、蜂窩織炎になりかけていたので、検査したらｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。CRP0.83､WBC12250:Eos9.8% Neu66.6% IgE:65､HD3(12.2)､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌2(1.03)､ﾏﾗｾﾁｱ･ｶﾋﾞ･杉･ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ≦0.34 症状はミノペン+デカドロン点滴ですっかり良くなってしまいました。 もともとアトピーがあってﾌﾞﾄﾞｳ球菌感染を繰り返していたのが、今回はマイコプラズマ感染だったようです。恐い恐い。 普通の医療なら「毛布による低温やけど」って言われてステロイド軟膏塗布だったでしょう。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2012年04月01日 20時21分38秒
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