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カテゴリ:蕁麻疹・紅斑・紫斑
「熱が続いて全身蕁麻疹とタラコ唇が・・・」
「鼻粘膜と扁桃腺が真っ赤に腫れてます」 「溶連菌(+)インフルエンザ(-)でした」 「インフルエンザB(+)マイコプラズマ(+)です」 「会話も飲食もできません」 「点滴します」 2年前にマイコプラズマ肺炎+中耳炎で入院既往のある35才の女性。 1週間くらい空咳があって、2/27に近医で溶連菌迅速(+)が見つかり内服3日間で症状が良くなっていましたが・・・ 昨日再び39℃の発熱があり、近医でインフルエンザ抗原(-)クラリスを処方されましたが、昨夜から全身蕁麻疹が出現、口唇浮腫(タラコ唇)が酷くなり、会話ができないので、亀クリを受診しました。 ひどいタラコ唇(クインケ浮腫)に加え、鼻粘膜および咽頭扁桃の著明な腫脹充血を認めましたので、検査したら、インフルエンザ抗原B(+)、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、でした。 症状はミノペン+デカドロン点滴+ジスロマック内服+イナビル吸入で改善しました。 IgE:288、マラセチア・カビ・杉・HD・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34 病原体が3つもかかれば、唇も特大タラコになるよね。溶連菌のスーパー抗原(Streptococcal pyrogenic exotoxin)とマイコプラズマのスーパー抗原(Mycoplasma arthritidis derived mitogen)とどっちが強かったのかしら。?恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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