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2012年03月17日
カテゴリ：食物アレルギー
「カゼインの検査してください」
「チーズと同じ数値に出ますよ」 「いいからしてください」 「杉花粉上昇してますね」 生後3ヵ月からアトピーで除去食インタール中の2才6ヵ月の男の子(現在はM保育園で牛乳･乳製品除去中)。 1才6ヵ月：IgE:21､ﾁｰｽﾞ3(6.39)､ﾐﾙｸ3(5.31)､ｲﾈ科･雑草･杉･ﾀﾞﾆ･HD･犬･卵白･小麦･大豆≦0.34 今回の受診は、お腹にブツブツが出たので、保育園で血液検査(なぜかカゼイン)を要請されたようです。 鼻粘膜と咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので検査したら、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)でした。 2才6ヵ月：IgE:71､ﾁｰｽﾞ2(2.43)､ｶｾﾞｲﾝ2(2.35)､ﾐﾙｸ2(1.89)､杉2(1.53)､ﾀﾞﾆ･HD･犬･卵白･小麦･大豆≦0.34 牛乳からヨーグルトを作ると、上に浮かぶ水がホエイ蛋白です。下に沈む塊がカゼイン蛋白です。カゼイン蛋白の塊を固めたものがチーズです。カゼイン≒チーズですので、血液検査のRAST値もほぼ同じです。 たいていは、カゼイン≒チーズの説明で理解してもらえるのですが、H市F町の教育･給食関係者だけは、どうしてもカゼインとチーズの両方の血液検査値がお知りになりたいようです。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2012年04月15日 23時24分06秒
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