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カテゴリ:おたふくかぜ
「おたふくの検査してください」
「保険利きませんよ」 「子供ができなくなるでしょう?」 「それはほぼ迷信です」 「検査できるものは何でもしてください」 「鼻炎のほうがひどそうですね」 鼻炎と扁桃炎で時々受診する15才の男の子。今月で乳児医療無料が切れるので、血液検査をして欲しいとのことです。 鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 ムンプスIgG:5.0(+) IgE:213、ダニ4(49.5)、HD4(36.8)、杉3(11.2)、猫3(4.25)、ヒノキ2(1.98)、イネ科2(0.77)、カビ1(0.36)、雑草・シラカンバ・犬≦0.34 おたふくはすでにかかってました。飛騨の山奥にはたくさんの迷信がありますが、おたふくかぜについては「お金を払う予防接種」よりも「ムンプスウィルス」を貰ってくる方がお得。というのと、小さいうちにもらっておかないと「子供ができなくなる」というのがあります。 都会では、ムンプス髄膜炎や難聴、膵炎による糖尿病、などの合併症を防ぐために予防接種(任意)が普通ですが、飛騨の山奥では、隔離はせずに「早く貰ってくる」のが普通です。 比較的多い髄膜炎や難聴などの合併症は全く意に介しませんが、中高生くらいになると「子供ができなくなる」とあわてだします。睾丸炎や卵巣炎で不妊症なんて、めったにないのにね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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