|
カテゴリ:気管支喘息
「予防接種に来ました」
「むむ胸はいつから凹んでますか?」 「いつもですけど?」 「何飲んでるの?」 「アスベリンとペリアクチンと・・・」 「きき吸入させてください」 「喘息の毛(け)があるって言われてます」 生後から鼻がズビズビしていた生後3ヵ月の男の子。1ヵ月前に姉がマイコプラズマ感染症を起こしてからずっと咳をしていたそうです。 本日、予防接種を受けに亀クリに来ましたが、胸部に喘鳴・ラ音を聴取し、強い陥没呼吸(胸がベコンベコン凹む)を認めました。 いつからこの胸なのか聞いたら「喘息の卦(け)があるね」と言われてずっとアスベリン・ムコダイン・ペリアクチンを内服しているそうです。 試しに喘息の吸入(メプチン+インタール)をしたら呼吸音と陥没は改善しましたが、著明な痰の貯留を認めました。RSウィルス(-)。 痰を固めて止めるペリアクチンは中止し、ジスロマック+オノン+ムコソルバン内服と連日のタッピング吸引で粘調な痰と鼻汁を多量に吸引し、徐々に呼吸状態は改善しました。 鼻汁培養ではMRSA(耐性ブドウ球菌)とPISP(耐性肺炎球菌)を認めましたので、抗生剤をジスロマック⇒オゼックスに変更したら、さらに改善し、吸入吸引9日間で、なんとか、無事GWを迎えることができました。 気管喉頭軟弱症+痰を固めるペリアクチン(喘息発作には禁忌)+寝たきり婆ぁちゃんの耐性菌による呼吸困難でした。今のところ喘息の気(け)かどうかは経過観察中です。皮膚は少しアトピーっぽいしね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年05月16日 18時56分31秒
コメント(0) | コメントを書く
[気管支喘息] カテゴリの最新記事
|