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カテゴリ:漢方・東洋医学・アロマ・まこも
「防風通聖散で副作用が出ました」
「1ヵ月も間隔があるから違います」 「マイコプラズマ?紅斑?」 「抗生剤点滴してもいいですか?」 「してください」 「桃核承気湯に変えていいですか?」 「全然良くなってません」 「首肩腕の紅斑は消えてますね」 「お尻に拡がってます」 「下に下がってます◎」 年末からロート防風通聖散を内服したら?、1週間前から首・肩・腕に発赤ブツブツが出現したため「防風通聖散の副作用ではないのか?」と受診した、57才の女性。 首肩腕に小豆大の紅斑を認め、鼻粘膜の強い腫脹充血と咽頭発赤を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:100、杉3(15.0)、HD3(14.3)、犬3(5.62)、ヒノキ2(2.22)、イネ科・シラカンバ≦0.34、抗核抗体<40 感染に伴う紅斑として、ミノペン+タチオン+デカドロン点滴+アレグラ+桃核承気湯内服+オイラックス軟膏を処方しました「女性のデトックスは脂肪よりも子宮(血の道症)の漢方にします」。 3日後に「良くならない」と受診しましたが、首肩腕の紅斑は消え、体部に紅斑と臀部に紫斑が出現しておりましたので。 桃核承気湯で「下方に移動しているのでしょう」「上の方は消えているので◎」と説明し、ミノペン点滴+ジスロマック+アタラックスP内服を追加しましたが。 1週間後には紅斑も紫斑も消失しておりました。 毒抜き漢方には、血抜き・水抜き・膿抜き・油抜きなどがありますが、皮膚の発赤は瘀血:汚れた血(肝→便、子宮→経血)にあたります。 防風通聖散で痩せた女性は診たことがありませんが、桃核承気湯は亀クリでは最高7kg減ってます。女性のデトックスは、やっぱり脂肪よりも子宮(駆瘀血剤)だね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年02月18日 00時00分52秒
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