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カテゴリ:医療・制度・法律
「O-127aが消えたかどうか診てください」
「もともと休む必要はありません」 「保育園が大騒ぎになったので」 「ベロ毒素を出すのはO-26,O-111,O-157です」 「H保育園の勘違いなんですね」 年始からときどき腹痛のある4才の女の子。1/17~連日腹痛を訴えたため、1/24に亀クリを受診しました。 便検査を行ったら、ノロウィルス(-)、ロタウィルス(-)、アデノウィルス(-)、でしたが、病原性大腸菌(O-127a)(3+)を認めたので、抗生剤(ホスミシン)と整腸剤(LacB)を内服していただきました。 症状はすぐに良くなりましたが、母親が「O-127aが消えたかどうか診てほしい」と再受診しましたので「必要ありません!」「消えないと登園できないって?」「休む必要はありません!」「H保育園が大騒ぎなんです!」「学校保健安全法の第3種には当たりません!」「H保育園の勘違いなんですね?」園長と保育士に「学校感染症を確認するように」母に伝えていただきました。 学校感染症の第3種の出席停止にあたる病原体は「腸管出血性大腸菌」です。O-26,O-111,O-157の3つは、ベロ毒素を出して危険ですので、必ず休む必要があります。もちろん消えたことを確認する必要があります。 ところが、他の番号は「腸管出血性大腸菌」ではなく「病原性大腸菌」ですので、危険ではありません、もちろん、休む必要もありません。 今のところ、H保育園の園長からも保育士からも、何の連絡もありません。園として最低限のことは勉強してね。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年02月21日 21時54分52秒
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