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カテゴリ:花粉症
「トマトの汁で真っ赤になりました」
「将来は杉花粉症ですね」 両親が花粉症の8ヵ月の女の子。1週間前にトマトの汁で顎が真っ赤になったので、検査してほしいと受診しました。 鼻粘膜が真っ赤に腫れて、鼻炎の体質がありそうですが、血液検査はすべて陰性でした。 IgE:7、ダニ・猫・犬・卵白・ミルク・小麦・米・大豆・トマト・ジャガイモ≦0.34 血液検査は陽性率がたった3・4割です。それも、アレルギー体質を持っているかどうかではなく、出来上がったかどうかという検査です。ゼロは「無い」のではなく「まだ間に合う」です。ゼロのうちに努力してプラスにしないことが大切です。 将来的に検査で陽性になるのは親の持っているものです・・・ 30才の母は、重症杉花粉症でした。桃とホウレンソウ・トマト・果物・野菜・でOAS/手荒れがあり、4年前のG病院での検査結果は・・・ 4年前:IgE:258、MAST:スギ>100(3)、猫13.6(2)、ハルガヤ5.29(1)、オオアワガエリ3.03、HD2.02、ブタクサ混合物1.98、米1.79、大豆1.59、ミルク1.42、犬1.14(1/0)、コナヒョウヒダニ0.97、アルテルナリア0.45、卵白0.43、ヨモギ0.38、牛肉0.32、エビ0.31、小麦0.22、マグロ0.15、アスペルギルス0.15、鶏肉0.11、鮭0.01、ペニシリウム・クラドスポリウム・カンジダ・蟹・チェダーチーズ0.00 30才の母は1年半前に手背が発赤ガサガサの熱傷状態がアルメタで良くならないと毒多ぁを受診しましたが、ジスロマック内服で良くなりました。 1年半前:IgE:156、シラカンバ3(5.58)、マラセチア・カビ・ビール酵母・ピティロスポリウム・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌≦0.34、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) その時の食事指導を覚えていれば、8ヵ月の女児の離乳食に杉花粉と交差性のある生トマトは与えなかったでしょう。生トマトを多量に与えるのは「将来杉花粉症にな~れ」というのと同じです。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年03月04日 00時42分59秒
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