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カテゴリ:マイコプラズマ
「ステロイドを塗っても良くなりません」
「2年前の母と同じ皮膚感染症ですよ」 「何なんですか?」 「マイコプラズマ(+)です」 2年前にSS16wで顔面熱傷状態で亀クリを受診した母(他医でIgE:630杉ヒノキ陽性)に「お腹の児のために食事指導を」「必要ありません」断られた1才4ヵ月の男の子。 生後4ヵ月から顔・首に発赤ガサガサジクジクが出て近医でパルデスを塗っておりましたが、昨年12月から熱傷状態が改善しません。 生後12ヵ月:IgE?、オボムコイド12.4、卵白12.0、卵黄1.43、ミルク0.62 生後16ヵ月:IgE?、大豆0.97、小麦・カニ・エビ≦0.34 前額部・頬部・耳切れ・後頸部~背部<肘部が熱傷状態で、鼓膜発赤と鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。鼻汁培養では黄色ブドウ球菌(1+)、肺炎球菌(1+)を認めました。 生後16ヵ月:IgE:415、卵白3(6.80)、大豆2(1.22)、ミルク2(0.85)、小麦・胡麻・トマト・ジャガイモ・サバ・バナナ・桃≦0.34 皮膚症状(熱傷状態)は、ジスロマック内服ですぐに良くなりました。 2年ぶりに食事指導(妊婦指導)と母親の検査も実現しました。恐い恐い。 母34才:IgE:528、ダニ5(54.5)、杉4(17.7)、シラカンバ3(4.33)、ピティロスポリウム2(2.96)、マラセチア2(2.56)、カビ2(1.08)、イネ科2(0.77)、ブタクサ2(0.70)、トリコフィトン・黄色ブドウ球菌≦0.34、TARC:182 母は妊娠早期に顔が熱傷状態のあと咳嗽が続いておりましたので、ずっと母子感染症だった可能性も否定できません。恐い恐い。 本文とは関係ありませんが、3月7日休診です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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