|
カテゴリ:心・ストレス
「顔腫れてるね」
「I君に蹴られた後に殴られました」 「反撃しなかったの?」 「棒がなかったので」 「棒があったら傷害事件だよ。剣道3倍段だからね」 「彼も可哀想なんだ親父にいつも殴られているから」 「DVは飛騨の文化だからね」 昨年秋に顔面イボガエルニキビが1ヵ月続いて受診した、15才の男の子。 半年前:IgE:427、ダニ5(81.4)、HD5(75.2)、杉2(3.27)、ヒノキ2(2.20)、マラセチア・イネ科・雑草・カビ・シラカンバ・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 今回は、顔が浮腫んで受診しましたが、鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血および鼓膜発赤を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 何か事件はなかったか聞いたら、26日前に、御学友にトイレで腹部を何度も蹴られ、教室で右頬を殴られたそうです。 半年ぶり:IgE:366、ダニ5(69.8)、HD5(64.6)、猫2(2.21)、杉2(1.63)、ヒノキ2(0.84)、ブタクサ・ヨモギ・ハンノキ・蛾・トリコフィトン・黄色ブドウ球菌≦0.34 症状はミノペン+デカドロン点滴+ジスロマック内服で良くなってしまいました。 マイコプラズマの正式病原体名は肺炎マイコプラズマです。 1年半前の10月にご公務でお弱りになられたお祖父さまと、御学友にいじめられたお孫さまがマイコプラズマ肺炎でK内庁病院に入院され、有名になりました。 マイコプラズマは感染ります。感染っても発病しません。発病するのはよほど弱っているか、よほどアレルギー体質が強いかのどちらかです。 マイコプラズマ感染の児に何かあったか聞くと、たいていなにかの行事や事件が隠れております。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年03月09日 01時48分39秒
コメント(0) | コメントを書く
[心・ストレス] カテゴリの最新記事
|