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カテゴリ:マイコプラズマ
「顔が真っ赤で困ります」
「鼻粘膜真っ赤ですね」 「年末にマイコプラズマに罹りました」 「マイコプラズマ(+)です」 6年前の閉経後から顔が赤くなる58才の女性。 昨年8~9月頃から顔が真っ赤になったまま引かず、腕にも蕁麻疹が出没するようになりました。 年末にマイコプラズマ気管支炎に罹った頃から、全身に発赤ガサガサ掻痒が拡がってきましたが、痒み止めだけで、耐えておりました。 昨日からとうとう両眼瞼が真っ赤に腫れて「赤パンダ」の顔になってしまいましたので、亀クリを受診しました。 両眼瞼部を中心に、全身に紅斑を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:77、杉3(12.0)、イネ科2(2.42)、ヒノキ2(1.85)、マラセチア・雑草・カビ・シラカンバ・ダニ・HD・猫・犬・ピティロスポリウム・黄色ブドウ球菌≦0.34、抗核抗体40倍 全身紅斑は、ミノペン+デカドロン点滴+ジスロマック内服で半年ぶりに消えてしまいました。 昨年末のマイコプラズマ気管支炎の時、全身真っ赤なのに、主治医は、胸部X線をパシャッと撮って「肺炎になってないからいいね」「これ飲めば一発で治るから」「あとは来なくていいよ」と言われてジスロマックSR1回のみ内服で放置されたそうです。 マイコプラズマは、病原体の正式名称が「肺炎マイコプラズマ」なので、肺炎にならないと治療してもらえない、かわいそうな病原体です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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