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カテゴリ:食物アレルギー
「蟹の検査をしてください」
「蟹を食べたんですか?」 「正月に蟹を食べたら蕁麻疹が出たんです」 「2ヵ月もたってますよ」 「父親がアトピーなんです」 「マイコプラズマ(+)です」 正月にカニを食べたら顔・腕・臀部に発赤ガサガサが出て、カニをやめても改善しない2才2ヵ月の男の子。 父親がアトピーなので、カニによるアトピーではないのかと受診しました。 鼻粘膜の強い腫脹充血と鼓膜および咽頭扁桃の軽度充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:39、杉・ダニ・HD・猫・卵白・ミルク・小麦・ソバ・大豆・カニ≦0.34 症状は、ジスロマック内服で良くなってしまいました。 食物アレルゲンによるアトピーは再現性があります。食べると出ますが、やめれば消えます。また食べれば出ます。 これまで食べて出なかったので、違います。やめても消えないので、違います。 血液検査は陽性率が低いので、あてにはなりません。陰性でも症状が出る隠れ型もおりますし、陽性でも腸が丈夫になれば食べることは可能です。だいたいは、学校給食(入学)までに(+3)以下が目標です。(+2)ならばかなり有望です。 しかし、2才で蟹ですか。毒多ぁは18才まで蟹なんて食べたことありませんでした。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年03月29日 20時30分15秒
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