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カテゴリ:アトピー
「乳児湿疹が良くなりません」
「アトピー性皮膚炎+皮膚感染症です」 「えっ?」 「生まれる前からアトピー決定です」 「えっ?」 生後2ヵ月から全身発赤ガサガサ顔ジクジクの3ヵ月の男の子。 近医で「乳児湿疹」と言われて、スタデルムとアズノールとプロペトを塗っているが、良くならないと受診しました。 両親がアトピー性皮膚炎で、児は全身熱傷状態でしたので、昼休みまで待ってもらって、1時間強制食事指導をしました。 除去食+インタール+強酸性水消毒+抗生剤軟膏で症状は改善しつつあります。 乳児湿疹というのは病名ではありません「うちの乳児に湿疹が出ています」という状態名です。 うちの乳児に湿疹が出ていますと受診したのに「乳児湿疹です」と言われたら嘘です。 湿疹が出て受診したら、これは「1型アレルギーのアトピーです」とか「4型アレルギーの接触皮膚炎です」とか「皮膚感染症です」とか湿疹の中身を説明するのが医師の役目です。 カゼをひいて受診して「カゼです」というのと同じで、「扁桃炎です」とか「喉頭炎です」とか「溶連菌感染症です」とかカゼの中身を説明するのが医師の役目です。 アトピー性皮膚炎の両親が結婚したら生まれる前から児はアトピー決定ですので、結納のときに2人で血液検査して「あら私たちこんなにアトピーがあるわ」「妊娠中から努力して立派なアトピーの児を作ろうね」というのが正しい結婚のスタートです。 そうそう、真っ赤な鼻粘膜の鼻汁培養はMSSA(2+)でした。6ヵ月の血液検査はきっと数値は高いでしょう。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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