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カテゴリ:予防接種
「2種混合の痕が腫れました」
「化学物質過敏症の可能性があります」 乳児期からアトピー・喘息だった12才の男の子。 IgE:1507、ダニ6(340.0)、HD6(323.0)、杉3(17.3)、猫3(11.1)、ヒノキ3(7.57)、犬2(1.85)、イネ科2(1.51)、ソバ1(0.68)、卵白1(0.67)、ミルク1(0.50) 4日前に2種混合(DT)の予防接種に来たので「3種混合(DPT)が大丈夫だったから2種混合もおそらく大丈夫でしょう」と言って打ったら「左上腕が真っ赤に腫れました」と受診しました。 3種混合は以前北里のものを接種しておりました。 製法の概要:百日咳菌1相菌(東浜株)の培養液を硫安分画法、蔗糖密度勾配遠心分画法などの物理化学的方法で感染防御抗原画分を抽出、分離、精製したのち、残存する毒性をホルマリンで減毒した防御抗原を含む含む液と、ジフテリア菌()及び破傷風菌()の産出する毒素をそれぞれ精製濃縮し、ホルマリンでトキソイド化したジフテリアトキソイド及び破傷風トキソイドを混合したものに、アルミニウム塩を加えて不溶性としたものである。なお、本剤は製造工程でウシの由来成分(カザミノ酸、ペプトン、スキムミルク)、ウマの血液由来成分(血清、脱繊維素)、及びヒツジの血液由来成分(血清)を使用している。 組成(0.5mL中): 有効成分:百日咳の防御抗原4単位以上、ジフテリアトキソイド15Lf以下(23.5単位以上)、破傷風トキソイド25Lf以下(13.5単位以上) 不活化剤:ホリマリン0.05mg以下 緩衝剤:リン酸水素ナトリウム水和物0.35mg、リン酸二水素ナトリウム0.40mg 等張化剤:塩化ナトリウム4.25mgアジュバント:水酸化ナトリウム0.21mg、リン酸三ナトリウム0.81mg、塩化アルミニウム0.90mg 2種混合は今回、武田のものを使用しております。 製法の概要:本剤は、ジフテリア菌(Park-Williams No.8株)および破傷風菌(Harvard株)を個別に純培養後除菌ろ過して得られた各毒素液を精製濃縮し、ホルマリンを加えて無毒化したトキソイド原液を混合し、さらにアルミニウム炎及び希釈液としてリン酸塩緩衝塩化ナトリウム液を加え、規定のう℃に調整したものである。本剤は製造工程でヒトの毛髪由来成分(L-シスチン)、トリの羽毛由来成分(L-チロシン)、ウシの肝臓、心臓、肉、乳由来成分(スキムミルク、ポリペプトン、バクトカジトン、カザミノアシド)及びウマの血清を使用している。 組成(1mL中) 有効成分:ジフテリアトキソイド50Lf、破傷風トキソイド10Lf 添加物:アルミニウム塩(免疫増強剤)0.5mg、フェノキシエタノール(保存剤)5μL、ホルマリン(不活化剤)0.01W/V%以下 2種も3種も中身はあまり変わらないようですので、アトピーが進化して、アレルギーマーチの末路、極々微量(ng,pg)に反応する化学物質過敏症(CS)に行きついたものと思われます。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年04月24日 23時10分37秒
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