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カテゴリ:花粉症
「花粉の検査してください」
「1才ではまだ検査に出ませんよ」 「両親花粉症なんです」 「杉花粉の数値は?」 「両親とも検査してません」 「両親の検査が先でしょう」 生後2週間から眉間・頭部がガサガサし、1ヵ月健診で乳児湿疹と言われた1才10ヵ月の男の子。 生後1ヵ月過ぎに顔中が真っ赤になり亀クリを受診しましたが、両親花粉症で、妊娠中に嫌いな卵以外の嗜好品は食べ放題だったとのことでしたので、食事指導のうえ、強酸性水+除去食+インタールとしました。 生後6ヵ月:IgE:25、卵白1(0.56)、ダニ・ミルク・小麦・大豆≦0.34 どんどんきれいになり、数値も低かったので、その後、あまり来院しませんでした。両親の検査も希望されませんでした。 生後10ヵ月:IgE:66、卵白2(1.63)、HD1(0.67)、ミルク・小麦・米・ピーナッツ・大豆・エビ・ジャガイモ・バナナ≦0.34 1才前でHD陽性は重症と説明しましたが、あまり気にも留めず、もちろん両親の血液検査はされませんでした。 3月末から鼻汁・鼻閉・いびきが強いので「花粉の検査」をして欲しいと受診しましたが、鼻粘膜および咽頭扁桃の強い腫脹充血を認めたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。鼻汁培養ではインフルエンザ桿菌を検出しました。 生後1才10ヵ月:IgE:204、ダニ4(35.7)、HD4(35.3)、卵白1(0.47)、オボムコイド0.22、小麦0.20、大豆0.16、ピーナッツ0.15、ミルク0.14、胡麻0.12、卵黄0.10、杉≦0.10 杉花粉は陰性でした、と説明したら、怪訝な顔をされてました「花粉症ですよね」。 血液検査が陰性なのは「無いのではなくまだ間に合う」です。ゼロのうちに努力をしてプラスにしないことが大切です。 児の将来を知りたければ、両親の血液検査をするようにお勧めしたら、断られました。どうやら本当の子供ではないようです。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年05月05日 23時40分59秒
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