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カテゴリ:医療・制度・法律
「精神科の薬で動けなくなりました」
「うつ病の薬ですね」 「CTとMRI正常なので精神科に回されました」 「CTとMRI?」 「経口血糖剤で左半身マヒが出たんです」 「とと糖尿病だったの?」 「違います!」 「えええ?」 「糖尿病はほかの患者さんです」 「とりあえず半夏厚朴湯と補中益気湯処方します」 「良くなりました」 以前喘息薬(テオドール)で不整脈が出て、補中益気湯で良くなったことのある66才の女性。 ひさしぶりに受診しましたが、精神科でもらったスルピリド(うつや統合失調症の薬)を内服したら、体が動かなくなったとのことです。うつ病の症状があるか聞いたら「死にたいと思ったことはありません」「スルピリドを飲んだら死にたくなりました」なぜ精神科を受診したか聞いたら「左半身がしびれて動かなくなったので病院に行ったらCTとMRI正常なので」精神科に回されたとのことです。 さらに聞いたら、市内の内科医院で糖尿病の患者さんと検査結果を取り違えられて、誤って「経口血糖剤」を内服したら動けなくなったそうです。 単なる医療過誤でしたので、半夏厚朴湯+補中益気湯ですぐに元気になってしまいました。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年07月16日 01時47分10秒
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