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2013年07月03日
カテゴリ：食物アレルギー
「今朝クルミ飴を食べたら苦しくなりました」
「アナフィラキシーですね」 「大丈夫でしょうか？」 「吸入させてください」 母親が2.5~3年前に切迫で入院中に、病院食(卵と牛乳)を毎日食べていた2才半の男の子。 生後1ヵ月から顔の発赤ガサガサがあり、生後3ヵ月(IgE:57､卵白15.9､卵黄1.23､ﾐﾙｸ･小麦･米･大豆≦0.34)からステロイド(ﾃﾞﾙﾓｿﾞｰﾙG･ﾊﾟﾙﾃﾞｽ)を塗っても全身真っ赤っかでジクジクが改善しないので、生後5ヵ月に亀クリを受診しました。 生後6ヵ月：IgE:1404､卵白6(882.0)､小麦6(174.0)､猫6(167.0)､ｼﾞｬｶﾞｲﾓ3(9.69)､ﾀｹﾉｺ3(9.31)､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌3( 9.06)､ｴﾋﾞ3(8.76)､ﾀﾞﾆ3(7.19)､ﾐﾙｸ3(5.44)､大豆3(5.18) 強酸性水消毒のうえ、除去食+インタールを開始したら、どんどん良くなってきました。 生後9ヵ月：IgE:501､卵白6(158.0)､小麦4(40.2)､米4(19.2)､胡麻3(4.61)､ﾄｳﾓﾛｺｼ2(3.03)､大豆2(2.66)､ﾘﾝｺﾞ2(1.84)､鮭2(1.83)､ﾄﾏﾄ2(1.54)､ﾊﾞﾅﾅ2(1.30)､ﾋﾟｰﾅｯﾂ2(1.06)､豚肉2(1.00)､ﾐﾙｸ2(0.72) 数値が下がったのでカルテに◎をつけたら･･･ 10ヵ月のときに健診でバカ保健師に毒粥を食べさせられ、顔が真っ赤になって5日間ゼーゼーする事件がありましたが、それも乗り越え、どんどんきれいになりました。 1才半のときに実家に行ったら白猫で全身発赤ガサガサになりましたが、それも何とか乗り越えました。 1才6ヵ月：IgE:1724､卵白6(362.0)､ﾀﾞﾆ6(197.0)､小麦4(192.0)､猫4(31.4)､大豆4(29.4)､胡麻4(20.4)､ﾐﾙｸ3(13.0)､ｻﾊﾞ3(7.54)､ｿﾊﾞ3(5.43)､ﾋﾟｰﾅｯﾂ3(4.02)､豚肉2(2.58)､ｸﾙﾐ2(1.22)､ｲｶ1(0.42)､TARC:799 その後問題も起こさず、受診しませんでした。 ところが、今朝、誤ってクルミ飴を食べたら~全身発赤･咳嗽･喘鳴･呼吸苦があり受診しました。36.9℃､SpO2:88%。喘鳴･陥没･呼吸苦は、インタール+メプチンで消失、酸素飽和度もSpO2:88%→93%改善しましたが。2才半の児にドクルミ飴なんて、クルミアレルギーが無くっても、気道異物の危険がありますので、大変危険です。 クルミアレルギーは、亀クリだけでも「SOYJOY事件」や「毒ルミ殺人未遂事件」がありますので、大変危険です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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