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カテゴリ:水痘
「血液検査してください」
「ミミハナノドも見せてください」 「血液検査だけでいいです!」 「イヤ全身イボガエルなので」 「これは水ぼうそうです」 「2週間たってもブツブツ大きいしハナも真っ赤だし」 生後7ヵ月過ぎに、顔がガサガサジクジクして、ポリベビーを塗っても良くならずに受診した男の子。 生後7ヵ月:IgE:28、卵白2(1.97)、ミルク1(0.35)、HD・小麦・大豆≦0.34 卵牛乳除去できれいになり、その後、受診しませんでしたが、4ヵ月ぶりに「血液検査だけして欲しい」と受診しました。 全身ブツブツイボガエル状態でしたので「診察させてください」と言ったら「検査だけでいいです!」と言われましたので「一応診せてください」と言ったら「これは2週間前の水ぼうそうです」と言われましたが。どう診ても大型のブツブツで痂皮化も少なく、鼻粘膜も真っ赤で、混合感染が疑われました。 血液検査ではイムノカードマイコプラズマ抗体(+)、鼻汁培養ではBranhamella catarrhalis(1+)、PSSP(1+)、H.influenzae(1+)を認めました。 生後11ヵ月:IgE:78、卵白3(8.92)、卵黄2(0.73)、ミルク0.24、バナナ0.18、小麦・胡麻・ソバ・大豆・エビ・ジャバイモ・サバ・鶏肉≦0.10 VZV-IgG抗体39.0(+)、VZV-IgM抗体8.42(+) 血液検査では水痘抗体価が上昇し、水痘でした。「水痘じゃないかも」って言おうとしたけど、言わなくて良かった。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年08月13日 23時59分03秒
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