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カテゴリ:ヘルペスウィルス
「帯状疱疹ですね」
「ブツブツが痛くて全然治らないんや」 「なにか弱るような事件はありましたか?」 「なんもない」 「家族にカゼ症状が長引いている人はいますか?」 「娘が何週間も咳が治らんのや」 「マイコプラズマ(+)です」 鼻炎と皮膚カサカサで時々来る、逆流性食道炎の76才の女性。 1週間前から左肋間に発赤ガサガサブツブツ掻痒疼痛が出て消えないので受診しました。 バルトレックス内服+アラセナ軟膏塗布でも、ビクロックス点滴でも改善しないので「何かストレスはありませんか?」と聞いたら「全然元気です」とのことです。 鼻粘膜および咽頭扁桃の腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。 IgE:9、CRP0.14、WBC4780、Hb13.0、GPT38、Tcho190、LDL122、、HDL38、TG190 症状はミノペン+デカドロン+ビクロックス点滴+ジスロマック内服で良くなってしまいましたが「家族に風邪が長引いている人は居りませんでしたか?」と聞いたら「娘が何週間も咳が治りません」とのことでした。 帯状疱疹は小児期に罹患した水痘ウィルスが神経根に潜んで、身体が弱り、免疫力が弱ると吹き出してきます。たいていは癌の末期など相当弱らないと出ることはありません。毒多ぁも23才の時に1週間徹夜したら左坐骨神経に出たことがあります。 今回のストレッサーは、マイコプラズマのスーパー抗原でした。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年09月10日 21時58分19秒
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