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カテゴリ:食物アレルギー
「卵食べてないのに何で陽性なんですか!」
「今の数値は妊娠中のつけです」 「どうすればいいんですか!!」 「除去食+インタールで3ヵ月後再検査です」 「再検査に来ました」 「予想値より低いですね◎」 生後1週間で全身発赤ガサガサ、2週間で全身ジクジクの皮膚化膿症で入院したことのあるG市の女の子。 GWの頃に生後3ヵ月22日で、亀クリを受診しましたので、食事指導をしようと思ったら、上の児がAD、父が卵アレルギーで、すでに、妊娠中から、卵除去をしていたそうです。 念のため、強酸性水消毒+非ステ+保湿+インタール内服としました。 生後6ヵ月:IgE:601、卵白5(79.5)、ミルク5(69.8)、犬4(21.9)、小麦3(13.1)、大豆2(1.01)、グレ-プフルーツ2(1.39)、HD1(0.36)、ダニ0.15、ソバ・トマト≦0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)、鼻汁培養:MRSA(2+)、PISP(2+)、Moraxella sp.(2+) 結果を電話したら、お叱りを受けました「何で食べてないのに数値が上がるんですか!」「分かりません」「どうすればいいんですか!!」「3ヵ月後に再検査して同じ数値なら〇、すごく上がったら×、下がったら◎です」適当にお返事したら、再検査に来てしまいました。 生後9ヵ月:IgE:307、卵白4(45.9)、ミルク4(30.0)、チーズ4(20.9)、小麦3(7.91)、オボムコイド3(6.28)、卵黄3(5.07)、大豆3(4.50)、バナナ3(4.23)、胡麻0.10、米・ピーナッツ・ジャガイモ・サバ≦0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 妊娠中に食べたものが、3~6ヵ月に症状として噴出し、数値は6ヵ月以降に上昇してきます。少し遅れて変化し、いつピークを迎えて下降するかは不明です。 生まれた時をゼロとすると、生後6ヵ月時のIgE値601は100.17/月の割合で上昇し、卵白79.5は13.25/月の割合で上昇しておりますので、直線グラフでつなぐと、本日の予測値はIgE:901.5、卵白119.25でした。 実際の数値IgE307、卵白45.9は、下がっておりますので、◎でした。 2才までに、もっと下げ切ってしまえば、更に◎です。(+2)まで下がれば、給食が間に合います。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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