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カテゴリ:金属アレルギー
「口の中がざらついて最近痛むんです」
「手荒れはありませんか?」 「15年前から手湿疹と水疱がありました」 「金属アレルギーかもしれません」 「ピアスかぶれるんです」 「パッチテストします」 15年前から2・3年前まで手に発赤ガサガサブツブツのあった37才の女性。 3ヵ月前から口内がざらついて水疱ができ、口内痛が強くなってきたので、受診しました。 軽度鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血を認めましたが、ピアスでかぶれるとのことでしたので、アトピー(1型アレルギー)の血液検査はせずに、パッチテスト(4型アレルギーの検査)をさせていただきました。 パッチテスト:ニッケル(++)、金・亜鉛・パラジウム(+)、水銀・クロム・ホルマリン・白金・コバルト(?+)、銀・アルミニウム・フェノール・コールタール・銅・スズ(-) 金とパラジウムが陽性でしたので、すぐに歯科に行っていただきました。 歯科で最も使うのは「金パラ」です。 金パラ ≒ 12%金銀パラジウム:金12%、パラジウム20%、銀51%、銅14.5% また、ニッケルは、たいていの金属に入っておりますので、なかなか大変です。 たとえば、純金は24Kですが、純金の装飾品はありません。18Kとすれば(24-18)残りの6Kはクロムとニッケルです。鉄もたいていはクロムとニッケルを混ぜてステンレスとして使います。 したがって、身の回りの金属を遠ざける必要があります。スプーンはペロペロなめない、鍋で煮たものはいつまでも鍋に入れておかない、缶飲料・缶詰等は頻用しない、光りものは身につけない、お金には執着しない・・・、、。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年12月13日 20時29分46秒
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