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カテゴリ:医療・制度・法律
「小麦は食べられるでしょうか?」
「ミミハナノド赤いですね」 「小麦の検査してください」 「マイコプラズマ(+)です」 「抗生剤は処方しなくていいです」 「え?鼓膜赤いけど?」 「今日耳鼻科予約してるんです」 「鼓膜切られるよ?」 「やっぱり切られました」 「ジスロマック処方します」 今春3月(生後7ヵ月)頃にパン粥で嘔吐、5月(生後9ヵ月)クッキー・にゅう麺で嘔吐したことのある1才4ヵ月の男の子。 生後8ヵ月:IgE<3、卵黄0.15、卵白0.13、オボムコイド0.09、大豆0.02、ミルク・ダニ・コメ・イヌ・小麦・HD・0.00 生後9ヵ月:IgE:1、小麦・ライ麦・大麦・オート麦・ω-5グリアジン<0.10、耳漏培養:PRSP(1+)、Sta.epidermidis(1+) 嘔吐の原因と小麦アレルギーについて知りたいと受診しましたので、診察したら、両鼓膜の明らかな発赤と鼻粘膜の強い腫脹充血を認めましたので、検査したら、イムノカードマイコプラズマ抗体(+)でした。鼻汁培養:PISP(3+)、Branhamella catarrhalis(3+) 1才4ヵ月:IgE:13、小麦0.11、イネ科・ダニ・犬・卵白・ミルク・ピーナッツ・大豆・ジャガイモ・サバ<0.10 ジスロマックを処方しようとしたら「今日耳鼻科予約してるんです」「耳鼻科は外科ですので鼓膜切られますよ」と警告したのに耳鼻科受診「切られちゃいました」耳鼻科は外科系だからね。切るよね。 亀クリは小児科内科ですので、切らずに治療する手段を選びます。 耳だから耳鼻科なのではありません。外科的な治療処置ならば耳鼻科、内科的治療ならば小児科です。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月09日 01時38分09秒
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