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カテゴリ:胎児・胎内環境・発達
「血液型の検査もしてください」
「え?ええ?」 「血液型は変わるんですよね?」 「血液型は絶対に変わりません!」 「生まれたときにB型でした」 「両親は?」 「父B母Aです」 「じゃあB型で決定です」 3・4才頃から鼻汁・鼻閉・咳嗽・喘鳴・便秘・悪臭のある7才の女の子。 5才7ヵ月:IgE:525、ダニ6(241.0)、HD6(241.0)、イネ科・雑草・カビ・シラカンバ・杉・ヒノキ・黄色ブドウ球菌≦0.34、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 環境整備+善玉菌+抗アレルギー剤、で徐々に軽くなっておりましたが「血液型希望」で受診しました。 7才5ヵ月:IgE:261、ダニ5(82.3)、HD5(69.3)、イネ科・ブタクサ・ヨモギ・杉・猫・犬・蛾・アニサキス・ヒノキ・ホルマリン・ラテックス<0.10、イムノカードマイコプラズマ抗体(+) 突然「血液型検査希望」で受診しましたが「血液型って変わるんですよね?」とわけのわからないことを言ってます。 出生時に「臍帯血でB型」だったが周囲からの「血液型は変わる」という「嘘」に惑わされて検査に来ました。 血液の総入れ替え(骨髄輸血)をしない限り、血液型が変わるなんてことはあり得ません。 胎盤はルーズな組織です。母親の血液と胎児の血液が入り混じりますので(胎児胎盤間輸血)、出生時(臍帯血)の血液型は母+児の血液型です。 したがって、父B母Aならば、すべての血液型の可能性がありますが、児B型ならば間違いではありません。児ABや児Aならば母の血液型が混入している(変わる)可能性がありますが、児Bと児Oならばそれで決定です。 本来ならば、新生児(臍帯血)のときに「父B母Aならば児Bで間違いないですね」という説明が必要なのでした。恐い恐い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月29日 15時27分54秒
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